6字決まり わたのはらこきいててみれはひさかたの / 法性寺入道前関白太政大臣 わたの原漕ぎ出でて見ればひさかたの(わたのはらこきいててみれはひさかたの) 雲居にまがふ沖つ白波(くもゐにまかふおきつしらなみ) 法性寺入道前関白太政大臣(ほっしょうじにゅうどうさきのかんぱくだいじょうだいじん) 6字決まり公卿男性歌人詞花和歌集雑の歌
6字決まり あさほらけうちのかはきりたえたえに / 権中納言定頼 朝ぼらけ宇治の川霧たえだえに(あさほらけうちのかはきりたえたえに) あらはれわたる瀬々の網代木(あらはれわたるせせのあしろき) 権中納言定頼(ごんちゅうなごんさだより) 6字決まり上級官人冬の歌千載和歌集男性歌人
6字決まり きみかためおしからさりしいのちさへ / 藤原義孝 君がため惜しからざりし命さへ(きみかためおしからさりしいのちさへ) 長くもがなと思ひけるかな(なかくもかなとおもひけるかな) 藤原義孝(ふじわらのよしたか) 6字決まり官人後拾遺和歌集恋の歌男性歌人
6字決まり あさほらけありあけのつきとみるまてに / 坂上是則 朝ぼらけ有明の月と見るまでに(あさほらけありあけのつきとみるまてに) 吉野の里に降れる白雪(よしののさとにふれるしらゆき) 坂上是則(さかのうえのこれのり) 6字決まり三十六歌仙冬の歌古今和歌集官人男性歌人
6字決まり きみかためはるののにいててわかなつむ / 光孝天皇 君がため春の野に出でて若菜摘む(きみかためはるののにいててわかなつむ) わが衣手に雪は降りつつ(わかころもてにゆきはふりつつ) 光孝天皇(こうこうてんのう) 6字決まり古今和歌集天皇春の歌男性歌人
6字決まり わたのはらやそしまかけてこきいてぬと / 参議篁 わたの原八十島かけて漕ぎ出でぬと(わたのはらやそしまかけてこきいてぬと) 人には告げよ海人の釣船(ひとにはつけよあまのつりふね) 参議篁(さんぎたかむら) 6字決まり三十六歌仙上級官人古今和歌集旅の歌男性歌人