2字決まり たかさこのをのへのさくらさきにけり / 前権中納言匡房 高砂の尾の上の桜咲きにけり(たかさこのをのへのさくらさきにけり) 外山のかすみ立たずもあらなむ(とやまのかすみたたすもあらなむ) 前権中納言匡房(ごんちゅうなごんまさふさ) 2字決まり上級官人後拾遺和歌集春の歌男性歌人
2字決まり いにしへのならのみやこのやへさくら / 伊勢大輔 いにしへの奈良の都の八重桜(いにしへのならのみやこのやへさくら) けふ九重に匂ひぬるかな(けふここのへににほひぬるかな) 伊勢大輔(いせのたいふ) 2字決まり女性歌人女房春の歌詞花和歌集
3字決まり ひとはいさこころもしらすふるさとは / 紀貫之 人はいさ心も知らずふるさとは(ひとはいさこころもしらすふるさとは) 花ぞ昔の香に匂ひける(はなそむかしのかににほひける) 紀貫之(きのつらゆき) 3字決まり三十六歌仙古今和歌集官人春の歌男性歌人
2字決まり ひさかたのひかりのとけきはるのひに / 紀友則 ひさかたの光のどけき春の日に(ひさかたのひかりのとけきはるのひに) しづ心なく花の散るらむ(しつこころなくはなのちるらむ) 紀友則(きのとものり) 2字決まり三十六歌仙古今和歌集官人春の歌男性歌人
6字決まり きみかためはるののにいててわかなつむ / 光孝天皇 君がため春の野に出でて若菜摘む(きみかためはるののにいててわかなつむ) わが衣手に雪は降りつつ(わかころもてにゆきはふりつつ) 光孝天皇(こうこうてんのう) 6字決まり古今和歌集天皇春の歌男性歌人
3字決まり はなのいろはうつりにけりないたつらに / 小野小町 花の色は移りにけりないたづらに(はなのいろはうつりにけりないたつらに) わが身世にふるながめせしまに(わかみよにふるなかめせしまに) 小野小町(おののこまち) 3字決まり三十六歌仙六歌仙古今和歌集女性歌人女房春の歌