3字決まり みかきもりゑしのたくひのよるはもえ / 大中臣能宣朝臣 御垣守衛士のたく火の夜は燃え(みかきもりゑしのたくひのよるはもえ) 昼は消えつつものをこそ思へ(ひるはきえつつものをこそおもへ) 大中臣能宣朝臣(おおなかとみのよしのぶ) 3字決まり三十六歌仙官人恋の歌男性歌人詞花和歌集
3字決まり かせをいたみいはうつなみのおのれのみ / 源重之 風をいたみ岩打つ波のおのれのみ(かせをいたみいはうつなみのおのれのみ) くだけてものを思ふころかな(くたけてものをおもふころかな) 源重之(みなもとのしげゆき) 3字決まり三十六歌仙官人恋の歌男性歌人詞花和歌集
3字決まり あふことのたえてしなくはなかなかに / 中納言朝忠 逢ふことの絶えてしなくはなかなかに(あふことのたえてしなくはなかなかに) 人をも身をも恨みざらまし(ひとをもみをもうらみさらまし) 中納言朝忠(ちゅうなごんあさただ) 3字決まり三十六歌仙上級官人恋の歌拾遺和歌集男性歌人
2字決まり あひみてののちのこころにくらふれは / 権中納言敦忠 逢ひ見てののちの心にくらぶれば(あひみてののちのこころにくらふれは) 昔はものを思はざりけり(むかしはものをおもはさりけり) 権中納言敦忠(ごんちゅうなごんあつただ) 2字決まり三十六歌仙上級官人恋の歌拾遺和歌集男性歌人
4字決まり ちきりきなかたみにそてをしほりつつ / 清原元輔 契りきなかたみに袖をしぼりつつ(ちきりきなかたみにそてをしほりつつ) 末の松山波越さじとは(すゑのまつやまなみこさしとは) 清原元輔(きよはらのもとすけ) 4字決まり三十六歌仙官人後拾遺和歌集恋の歌男性歌人
2字決まり こひすてふわかなはまたきたちにけり / 壬生忠見 恋すてふわが名はまだき立ちにけり(こひすてふわかなはまたきたちにけり) 人知れずこそ思ひそめしか(ひとしれすこそおもひそめしか) 壬生忠見(みぶのただみ) 2字決まり三十六歌仙官人恋の歌拾遺和歌集男性歌人
2字決まり しのふれといろにいてにけりわかこひは / 平兼盛 忍ぶれど色に出でにけりわが恋は(しのふれといろにいてにけりわかこひは) ものや思ふと人の問ふまで(ものやおもふとひとのとふまて) 平兼盛(たいらのかねもり) 2字決まり三十六歌仙官人恋の歌拾遺和歌集男性歌人
3字決まり ひとはいさこころもしらすふるさとは / 紀貫之 人はいさ心も知らずふるさとは(ひとはいさこころもしらすふるさとは) 花ぞ昔の香に匂ひける(はなそむかしのかににほひける) 紀貫之(きのつらゆき) 3字決まり三十六歌仙古今和歌集官人春の歌男性歌人
2字決まり たれをかもしるひとにせむたかさこの / 藤原興風 誰をかも知る人にせむ高砂の(たれをかもしるひとにせむたかさこの) 松も昔の友ならなくに(まつもむかしのともならなくに) 藤原興風(ふじわらのおきかぜ) 2字決まり三十六歌仙古今和歌集官人男性歌人雑の歌
2字決まり ひさかたのひかりのとけきはるのひに / 紀友則 ひさかたの光のどけき春の日に(ひさかたのひかりのとけきはるのひに) しづ心なく花の散るらむ(しつこころなくはなのちるらむ) 紀友則(きのとものり) 2字決まり三十六歌仙古今和歌集官人春の歌男性歌人