新古今和歌集

4字決まり

なにはかたみしかきあしのふしのまも / 伊勢

難波潟短き蘆のふしの間も(なにはかたみしかきあしのふしのまも)逢はでこの世を過ぐしてよとや(あはてこのよをすくしてよとや)伊勢(いせ)
2字決まり

かささきのわたせるはしにおくしもの / 中納言家持

鵲の渡せる橋に置く霜の(かささきのわたせるはしにおくしもの)白きを見れば夜ぞ更けにける(しろきをみれはよそふけにける)中納言家持(ちゅうなごんやかもち)
2字決まり

たこのうらにうちいててみれはしろたへの / 山辺赤人

田子の浦にうち出でて見れば白妙の(たこのうらにうちいててみれはしろたへの)富士の高嶺に雪は降りつつ(ふしのたかねにゆきはふりつつ)山辺赤人(やまべのあかひと)
3字決まり

はるすきてなつきにけらししろたへの / 持統天皇

春過ぎて夏来にけらし白妙の(はるすきてなつきにけらししろたへの)衣干すてふ天の香具山(ころもほすてふあまのかくやま)持統天皇(じとうてんのう)