2字決まり

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ももしきやふるきのきはのしのふにも / 順徳院

百敷や古き軒端のしのぶにも(ももしきやふるきのきはのしのふにも) なほ余りある昔なりけり(なほあまりあるむかしなりけり) 順徳院(じゅんとくいん)
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こぬひとをまつほのうらのゆふなきに / 権中納言定家

来ぬ人を松帆の浦の夕なぎに(こぬひとをまつほのうらのゆふなきに) 焼くや藻塩の身もこがれつつ(やくやもしほのみもこかれつつ) 権中納言定家(ごんちゅなごんさだいえ)
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みよしののやまのあきかせさよふけて / 参議雅経

み吉野の山の秋風さよ更けて(みよしののやまのあきかせさよふけて) ふるさと寒く衣打つなり(ふるさとさむくころもうつなり) 参議雅経(さんぎまさつね)
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きりきりすなくやしもよのさむしろに / 後京極摂政前太政大臣

きりぎりす鳴くや霜夜のさむしろに(きりきりすなくやしもよのさむしろに) 衣かたしきひとりかも寝む(ころもかたしきひとりかもねむ) 後京極摂政前太政大臣(ごきょうごくせっしょうさきのだいじょうだいじん)
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みせはやなをしまのあまのそてたにも / 殷富門院大輔

見せばやな雄島の海人の袖だにも(みせはやなをしまのあまのそてたにも) 濡れにぞ濡れし色は変はらず(ぬれにそぬれしいろはかはらす) 殷富門院大輔(いんぷもんいんのたいふ)
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たまのをよたえなはたえねなからへは / 式子内親王

玉の緒よ絶えなば絶えねながらへば(たまのをよたえなはたえねなからへは) 忍ぶることの弱りもぞする(しのふることのよはりもそする) 式子内親王(しきしないしんのう)
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よもすからものおもふころはあけやらぬ / 俊恵法師

夜もすがらもの思ふころは明けやらぬ(よもすからものおもふころはあけやらぬ) ねやのひまさへつれなかりけり(ねやのひまさへつれなかりけり) 俊恵法師(しゅんえほうし)
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おもひわひさてもいのちはあるものを / 道因法師

思ひわびさても命はあるものを(おもひわひさてもいのちはあるものを) 憂きに堪へぬは涙なりけり(うきにたへぬはなみたなりけり) 道因法師(どういんほうし)
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うかりけるひとをはつせのやまおろしよ / 源俊頼朝臣

憂かりける人を初瀬の山おろしよ(うかりけるひとをはつせのやまおろしよ) 激しかれとは祈らぬものを(はけしかれとはいのらぬものを) 源俊頼朝臣(みなもとのとしよりあそん)
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たかさこのをのへのさくらさきにけり / 前権中納言匡房

高砂の尾の上の桜咲きにけり(たかさこのをのへのさくらさきにけり) 外山のかすみ立たずもあらなむ(とやまのかすみたたすもあらなむ) 前権中納言匡房(ごんちゅうなごんまさふさ)